千田泰広―透明な暗闇
概要
2022年に辰野町に移住した、世界のライトアートを牽引する作家・千田泰広(ちだやすひろ)の展覧会。千田は既存の空間をそのまま活かしながら、釣糸などの身近な素材を用いて膨大な手作業で光を操り、「既知」ではなく「未知」の現象を追及している。
本展では1~2階の展示室において、代表作である<Analemma>などを当館の空間に合わせて再構成。3階展望回廊には、自然光によって明暗が変化する<Brocken>を設営。
蛍の町として名高い辰野町であるが、我々が生きるこの「世界」において不可欠な構成要素である“光”という観点から見れば、千田の作品はこの場所と非常に親和性が高いと言えるかも知れない。
プロフィール
欧州を中心に活動する世界的光のアーティスト。身近な素材と膨大な手作業で、体性感覚に働きかける空間を制作。各国最大の芸術祭、ライトフェスティバルに世界で最も多く参加しているアーティストの一人。米OPTICA誌「光のアーティスト8人」(2022)、豪Artdex「世界の9人の光のアーティスト」(2019)などへの選出。大規模な回顧展が各国を巡回し、世界のライトアートを牽引する。
会期
2024年10月26日(土)~12月1日(日)
※月曜日休館(11/4は開館)、11月5日(火)
関連イベント
鼎談―千田泰広×金井直(信州大学人文学部教授)×内藤誠一郎(国立天文台天文情報センター広報普及員)
日時:11月9日(土)14時~ ※要予約・定員30名
後援
信濃毎日新聞社、中日新聞社、市民新聞グループ、長野日報社、市民タイムス、LCV、SBC信越放送、NBS長野放送、TSBテレビ信州、abn長野朝日放送
協力
信州大学人文学部「地域とともに広げる学び合いの場」プロジェクト
入館料
大人500円(20名以上の団体は400円)、高校生以下無料
開館時間
午前9時~午後5時(午後4時30分受付終了)
会場
辰野美術館
長野県上伊那郡辰野町樋口2407-1(荒神山公園内)
TEL 0266-43-0753
HP artm.town.tatsuno.nagano.jp